公益財団法人 おんたけ休暇村

おんたけ休暇村の理念

基本理念

今、私たちの生活は、さまざまな面で便利になり、またかなり速いスピードで変化しています。しかし、便利になった反面、自然環境や心の豊かさなど失ったものも多く、このため近年、 自然環境や自然とのふれあいに対する関心が大きく高まっています。
自然は、やさしい面ばかりでなく、荒々しく、時には恐ろしい面も持ち合わせており、それは人智の及ばない奥深いものですが、人間によって簡単に破壊される弱い面も持ちあわせています。かつて、自然とのふれあいが日常生活において繰り返されていた時代、人は自然に対してもっと謙虚で、自然の恩恵に感謝していたように思います。
おんたけ休暇村は、霊峰御嶽山麓の雄大な自然にふれることができるところです。
当法人は、この豊かな自然環境の保全に努め、活用し、さまざまな事業を実施することにより、大人も子どもも自然に親しみ、心身共に健康になることを目指しています。

森林保全活動事業

木曽川の上流域に位置し、下流域の水源を守るために森づくりは重要であり、併せてCO2の吸収による地球温暖化防止や森林や河川に生息する生物の多様性にも貢献するために、 50ヘクタールにおよぶヒノキやカラマツなどの人工林の間伐、枝打ち、除伐、蔦切りや植樹などの森林整備を地域や下流域の住民と協働で進める市民の森づくりを行うほか、 水資源涵養や地球温暖化防止、CO2削減、生物多様性など森林が果たす機能と重要性についての森林体験学習を実施します。

自然・地域文化等体験事業

豊富な自然環境を活用して環境保全の大切さを学ぶ自然体験事業、農産物の作付けから収穫・加工を体験することで食育を考える農業体験事業、 地域の人々との交流を通して、地元に古くから伝わる食文化・伝統文化等に触れていただくための文化・交流体験事業を、年間を通じて実施します。

青少年健全育成事業

小・中学校の児童生徒が、大自然の中で団体生活を体験することを通して、生活するうえで必要となるさまざまな基本を身に付け、さらに多くの友達と友情を築くとともに、野外活動の助言・指導を行う大学生のボランティアをキャンプカウンセラーとして育成する青少年健全育成事業を実施します。

健康増進支援事業

森林や温泉などの自然資源に加え、現代生活の中で失われつつある伝統文化なども含めた地域資源をトータルに活用し、 森林浴やウォーキングなどの森林療養プログラム、薬膳料理の提供や温泉療養指導などにより、 市民の皆様のこころとからだの健康回復・維持・増進をはかります。